Twitter小説 その24

●相酌

これで幾度目になろうか。酒を酌み交わすようになるには色々とあった。
相酌 (あいじゃく)する仲になってからは、この国の行く末をよく話したな。
だか、それも今宵で最後になる。私はお前の遺志も受け継ごう。
腐った膿を出すために。私たちが語り合った理想の国を再建するために。

●愛酒

時期によって変えるものがある。もちろん服のことじゃない。飲み物だ。
時と場合によっても変化するのは、酒。季節モノで選ぶときもある。
しかし俺が愛酒(あいしゅ)しているのは普通のそれではく、芸に使うもの。
今宵は青い火をふかなきゃいけないからコレだな。普通に飲んでもうまいけどさ。

●愛執

悟りの妨げのひとつとされる愛執(あいしゅう)。まこと面倒なものだ。
悟りといってもそんな大層なものじゃないが、向上心はつねに必要だろう。
伸ばそうとする人の足を引っ張る、つまり現状維持しようとする人間。
これも愛執なのかもしれない。相手に変わってほしくないのだから。

●哀愁

哀愁 (あいしゅう)漂う背中が印象的だった。中年の小男と思ったぐらいだ。
振り返れば少年と青年の間で顔立ちで、雰囲気だけが老けこんでいる。
お前を待っていたとわけのわからないことをいうが、嫌な気はしない。
ともに結晶の欠片を持っているからか、それとも運命の何とかだからなのかな。

●哀恤

哀恤(あいじゅつ)をする人間には、いろいろなタイプがいると思う。
ある人は相手に弱みを握らせ利用するため。ある人は慈愛精神からするため。
どちらにしても最終的には自己満足に行きつくが、心持ちは天地の差だ。
悪人はともかく、奥底にある真の愛情が否定されるのはいかがなものか。

 

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