Twitter小説 その227

●異常終了
くっそ、肝心なときにクラッシュしやがったっ。どうすっかな、ばれちまったか。
まあいいか、ウィルスは仕掛けられたし。後はこちらの足を消せば問題ないか。
といってもこっちがヤラれたからなあ。仕方がない、奥の手だ。こうしてっと。
よし、これでOKだ。あとは存分に踊ってもらうぜ。ふふふ。

●委嘱
まあ、あっちはあいつがいるから問題ないよ。それに、得意分野だしね~。
君たちはしばらくここで休んだほうがいいね。体のこともあるだろうし。
二人とも行かせたから問題はないよ~。余程のことがない限りね。
まあ、念には念をきかせるよ。おれも見てくるから安心して待ってなよ。じゃあね。

●移植
懐かしいな。この木、まだここに残ってたんだな。切り取られることなく。
当然か。ここは人間界じゃない、お前ももう、どこにもいないからな。情けない。
あれから随分時間がたつというのに、女々しい限りだ。自分でも嫌になってくる。
あいつが言ってたな、それは仕方がない、と。どうしたものか。

●遺嘱
これだけはしてあげたくてね。あの子が唯一頼んだことだから。ちょっと待って。
そんな大それたことじゃない。本当に些細な願いなんだ、ほらご覧よ。
ここで眠りたいんだって。大切な人と別れた、この運命の場所でね。
気の毒だったよ、身分さえなければ結ばれていたのに。今頃は天で幸せだろうね。

●居職人
ま、自宅兼アトリエだから。今、修羅場で散らかってるけど。それでもよければ。
まあね、おかげ様で忙しい毎日を送ってる。でも、ちゃんと約束も覚えてるよ。
もう少しで完成しそうなんだ。ご飯が終わったら地下へと降りてみるかい。
ほら、あとはエンジンの調整だけ。これで空へ行くことができる。

 

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