Twitter小説 その22

●あいし

僕たちは相仕(あいし)だ。10数年戦火の中生きてきた仲間でもある。
しかし、昨日で終わりを告げた。知らせもなしに行方をくらませたのだ。
探しに行こうとも思わない。友人の行動は手に取るようにわかるから。
ただひたすら僕は祈る。彼が行方不明になっている妹の元にたどり着くことを。

●哀史

哀史 (あいし)の始まりはほんの些細なきっかけで、すれ違ったために起きた。
小さな歪みが両国の王子と王女を死なせる結果になってしまったのだ。
それから数百年の間、我々はいがみ合っている。だが、もう終わりにしよう。
2人の間に生まれてくる子供に、辛い想いはさせたくないからね。

●哀思

哀思 (あいし)を引きずっているとロクなことがない。不幸になるだけだ。
不運を呼ぶし、わけのわからん人間も連れてくるし面倒極まりない。
挙句には選択をも誤る。判断を間違えれば人生そのものが転落してしまう。
回避するには過去はわりきって断つことだ。今の自分が未来をつくるのだ。

●哀詩

哀詩(あいし)は読んでいる人には悲しい想いをさせてしまうかもしれない。
あくまで私の感覚だが、書いているうちに感情がまとまり清々しくなる。
悲しみを知る人間は強くも優しくもなれる。痛みを知っているからだ。
悲しむことは悪いことばかりじゃなく勉強にもなることに気づいてほしい。

●愛子

自慢の愛子(あいし)なんだろうな。血はつながっていないらしいが。
旅先で会った中年男に任された護衛だが、お守りに近く目が離せない。
ったく。女の子ならともかく、野郎の世話をしなきゃならないなんて。
それも懐かしい想い出。再会したときにはリッパに相棒となってるから不思議だ。

 

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