Twitter小説 その218

●石
この鉱物は。ふうん、そういうことか。みんな、あいつはここに捕まってるみたいだ。
証拠はこれ。奴がここにいることを示してくれてる。見た目は普通のだけど。
一部だけ加工されずに残ってるだろう。これは俺たちが最初に見つけたものでさ。
思い出深い品なんだ。だから、ここに置いてったんだよ。

●縊死
演技とはいえ、天井からつるされた布に首をくくるのは勇気がいるわね。うう。
仕方がないわ。ちゃんと足場はあるし、魔法で浮かしてくれるとも言ってたし。
これでよし、っと。さて、眠りの魔法を使って。これでこの環境からおさらばだわ。
次に目が覚めたとき、私はきっと天国にいるわね。現実の。

●遺址
建物の状態から見るに、昔は城があったようですね。文献ではある王族がいたとか。
剣に秀でる一族で、白兵戦なら世界一だったとか。魔法は門外漢のようです。
当時は戦争が絶えず、統一を目論んだ国に反旗を翻したのですが。
空と陸、そして、大地から攻められて、なす術がなかったようですね。

●遺志
許すわけにはいかないからな。あの男は我々の仲間を殺した。盟約を破ってな。
あの子に力を授けたそうじゃないか。でも、あまりに幼いから眠ってるようだが。
困ったな、本人がきてくれないと解放できないし、教えることもできない。
しかし、人間同士の戦に首を突っ込むわけにもいかないしな。

●頤使
これだから生まれながらの高貴なオカタは嫌なんだよ。ったく、人を何だと思ってる。
まるでモノ扱いだね。まあ、キゾクサマにとっては平民なんてゴミ同然だからな。
でも、あの子に会って変わった。貴族にも話を聞いてくれる人がいるってこと。
しかも友人のように接してくれる。同じ人間なのかな。

 

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