Twitter小説 その213

●居心地
居心地のいい場所ね。何もないけど、痛みも悲しみも苦しみもない真っ暗なところ。
私、死んじゃったのかしら。きっとそうよね、あんな怪我で生きてるわけないもの。
彼は無事だったのかしら。つらい思いをさせちゃったわね。もう謝れないけど。
せめて、ここで祈ろうと思う。彼の心が癒えるように。

●意固地
仕方があるまい。私もかつてそうだった、君や息子を失うのは耐え切れなかった。
まさかあの女が動くとは思っていなかったが。いや、過ぎたことは仕方がない。
せめて人としてしばらく眠るといい。少しの間は一緒にいられるだろう。
だが考えようだ。逆にチャンスかもしれん。結界を強化できるかも。

●遺恨
恨み辛みは恐ろしいものだ、一気に爆発すれば大惨事になりかねないからな。
見てみろ、親を殺され起こった子供が起こした爆発だ。もはや誰も生きてはいまい。
しかし、村人も村人だ。いくら自分たちのみを守るためとはいえ、むごいことをする。
天罰といえばそうかもしれない。さてどう報告するか。

●偉才
いかに血筋とはいえ、あの年齢でこれだけのことを使いこなしているとは。
決意が固い、ということか。もはや好きにさせたほうがいいかもしれん。しかし。
まだ幼き身だ、何かと不安でな。ましてや里を飛び出してしまっている。
行く先でであったのなら伝えてはくれ。顔ぐらい見せにくるように、と。

●委細
詳しくはここに書いといたぜ。あー、でも急いで書いたから後で書き直すよ。
とりあえずそれはメモ代わりにでも持っててくれ。当然料金は上乗せだからな。
悪いようにはしないよ。オレにもツゴウがあるからさ。ま、信じる信じないはご自由に。
ふう、いったいいつになったらゆっくりできるのかな。

 

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