Twitter小説 その21

●アイコン

アイコンだけがのっている、画面がついた太めの不思議なブレスレット。
とくに、オレのように剣よし魔法よし顔よしな人間にはマストなアイテムだ。
剣のアイコンで得物を、炎で魔法が放てるので、速攻をかけられるしな。
問題はパクられたら終わりってこと。オレが戦えなくなっちまうからな。

●あいさ

冬鳥であるあいさは、漢字では秋沙と書く。長い年月で変わったのだろう。
冬の象徴ともいえるこの鳥は種類もあるし私にとって思い入りが深い。
水に浮かんでいるあいさを見てずっと父の帰りを待っていたからだろうか。
あの冬、あの鳥と一緒に姿を消した親。風の便りでは亡くなったと聞いた。

●愛盛り

娘は色々と大変だ。今年で3歳だがもうわんぱく。何をしでかすことやら。
人によって愛盛り(あいざかり)に感じる年齢は違うだろうが、私は今だ。
子供は天才というが本当にそう思う。絵本を読みだしたと思ったら。
外で魔法の実践をして植木を燃やしてしまったのである。将来が楽しみだ。

●挨拶

事のはじまりは挨拶の悪さ。礼儀を欠いた態度が許せないとか何とか。
「こら、おへやにはいるときはちゃんとスズをならすのっ」
と怒る子供。
叱られたドラゴンは頭を下げて悲しそうに鳴くがわかっているのかは疑問。
将来の旅立ちにそなえているけれど、今後どうなるんだか気が気でならない。

●挨拶人

まったく、挨拶人(あいさつにん)なんて引き受けるもんじゃない。
押し切られた形だったが本当に面倒だ。勝手にやってくれよな、マジで。
「うちの庭にできた野菜のほうがうまいに決まってる」
「ぬかせ、うちのだ、うちの!」
どっちもうまいんだからさぁ。とっとと家に帰してくんないかな。

 

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