Twitter小説 その197

●域
この文面ではどちらの意味かはわかりませんね。高さなのか、広さなのか。
しかし、部屋を見渡す限りだと、おそらく幅のほうでしょう。天井は低いので。
僕はこっちを調べますから、あなたはあちらを。何かあったら呼んでください。
って、何でのんびりお茶を飲んでるんです。ちゃんと仕事しなさい。

●息
言葉って面倒でね。ほら、これなんて主語がないから丸で暗号文だろう。もう。
誰が作ったのかなんて見当がつくから、なおのこと腹が立つ。あの暇人どもめ。
仕方がないね、たぶん君を育てるためにワザとやったんだと思うよ。ふう。
というわけだから、おれたちはあまり手を出せないや。頼んだよ~。

●意気
成程、そうかも知れぬ。あの強い瞳は兄譲りだ。よく似ているな。しかし。
そなたも苦労するだろう、見かけによらず頑固なところもそっくりではないか。
一度言ったら決して曲げないからな。その割りにはそそっかしが。ふふ。
危なっかしくて見ていられぬが、懸命だな。つい応援したくなってしまう。

●いぎ(居木)
間違いない、ちゃんと止まってないけど、あいつの馬だ。どうしてここに。
檻が壊れたのかな。彼以外に懐かないから、そのままになっててね。それにしても。
妹だってわかってるのかな。どうも懐いているように見えなくもないけど。
そうだな、彼女に頼もう。僕には手入れさせてもらえないからね。

●意義
言霊使いは、その言葉に宿る力を利用している術のひとつでね。扱いが難しいんだ。
でも、その一族はあの国の王に滅ぼされたって聞いたけど。生き残りとはね。
まあ、それ自体はいいとして。どうして彼らと行動をするようになるかな。
一歩間違えればこちらにも被害がおよぶっていうのに。まったく。

 

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