Twitter小説 その196

●遺憾
くっ、もはやこれまでか。だが、ここで終わらせるわけにもいかないんだ。
生きていれば、必ずチャンスはやってくる。今までもそうだったように。だが。
彼は無事なのだろうか。命に別状がなければいいのだが。それに、彼女も。
とにかく、陛下の安全を確保しなければ。頼む、手を貸してもらいたい。

●依願(いがん)
頼む、命だけは助けてくれ。金ならいくらでもやろう、必要なら官位もやる。
な、何故だ。出世には興味ないのか、我が命を絶ったところで、そなたに利はなかろう。
まったく面白い奴だったな。オレは情報がほしいっていっただけなのに。
人のハナシも聞けないから、世情がわかんないんだろうな。

●位冠(いかん)
その色は大智か。さすがは知恵を司りし位よ、其の方の言葉、確かに受けたぞ。
しかしもったいないの。どうだ、余が妹を妃にせぬか。さすれば上に行けよう。
出世し余の傍に仕えるとよい。そなたの頭を生かさぬ手はあるまい。よいな。
はあ、困った。人間なんかに興味ないのに。どうしたもんかなあ。

●維管束(いかんそく)
げろっ、気持ち悪ぃ。そ、そりゃあ斬れば中がでてくんのはわかるけど、キモ。
って、たちまち治ってくし。さすがは植物、生命力がハンパなく強いんだな。
しかし、どうすんだよ。あ、そうか。中から燃やしちまえばいいんだ。誰か。
あたしが引っ掻き回すから、その隙にたいまつを投げてくれよな。

●いき(息)
息を止めとけ。毒が蔓延してるようだ。まあ、お前たちは大丈夫かもしれないが。
くそ、どうやらオレを足止めするのが目的みたいだな。コウエイだよ、ったく。
森に中じゃあオレは不利だからな。悪いが、先に行って元凶を潰してくれよ。
もちろんフォローするって。ま、この面子なら問題ないだろ。

 

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