Twitter小説 その192

●以往(いおう)
そうだな、お前とはあのとき以来だ。また会うなんて思っても見なかったぜ。
つうか何してんだ、人の体を使ってよ。おいおい、死んでも修行かよ。バカだな。
ま、今回はそのバカのおかげで助かったわけだし。いいぜ、付き合ってやるよ。
ったく、何でオレが人間の相手をしなきゃならねえんだかなあ。

●已往(いおう)
そう。これは世界が発生する前の話だよ。どこのって、察しているんだろう。
初めはひとつだったが、ある事情でふたつに分けた。人とそうじゃないのと、ね。
もちろん、悪戯にそうしたわけじゃない。ちゃんとした理由があってのことだ。
だが、今はまだ早い。早く力をつけて対抗できるようにね。

●硫黄(いおう)
時代は移り、必要なものが必要でなくなった時代。古木は消え、新しい何かが生まれる。
こうして人間は、時代という流れを作ってきた。他の生命体もね。
だが、落とし穴があったようだね。時代と反する連中が出てきてしまうなんて。
厄介だが仕方がない。これは人の咎であり、我々の存在理由だから。

●いおり(庵)
本当、変わってないな。前に来たときと形自体は同じだよ。植物に覆われてるけど。
まあそれはいいとして、だ。どうしてこんなところにヒントが隠されてるんだ。
へ、ここに生えてる薬草がカギを握ってるだって。どういうことだよ。
はは~ん、そういうことか。毒は毒を持って制するってことか。

●イオン
お前、よくこんなときに解説できるな。そういう場合じゃねえだろうが。
大体、解明っつっても、人間がわかりやすいように意味づけしてるだけだろ。
命が欲しけりゃ、その頭をほかのことに使いな。助けられるのも今のうちだぜ。
ほら、わかったなら体を動かせって。奴らの攻撃、防げるんだからな。

 

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