Twitter小説 その182

●アンモニア
ある国で太陽神を祭られていた神殿から出てきたんだと。
そう、この気体はそこからつけられたそうだ。何とも神秘的な感じがしないか。
まあアレだ。現代ではあまりいい感じには見られないけど、重要な要素のひとつでもある。
って、コラ。話を聞かんか。そうじゃないと臭いをばら撒くぞ。っとに。

●安楽国(あんらくこく)
って待たんかい、コラ。お前はここから先に行ける資格がねえみたいだな。
わかったならとっとと向こうに行け。そこに居座ってもムダだからな。
あーあ。おっと、休憩か。そりゃよかった、ここ五百年ぐらい休んでねえからよ。
よっし、じゃあ後は頼んだぜ。こん棒も置いていくからな。また後でな。

●安楽死
こんなに辛いとは思わなかった。でもそれで、力を得られるならって。
力さえあれば愛しい人を守れる。国も、民も、肉親も。すべてだ。
実際はどうだ、私は自我を無くし奴らの命令のままに動く操り人形と化した。
憎しみにかられ、罪のない人を殺そうと。
ああどうか、この苦しみから解放してくれ。

●安楽世界(あんらくせかい)
あちらに行くにはどうすれば良いのだろうか。この世は血と邪念に満ちて苦しいばかり。
あの世界ならば、皆が平和に暮らせ、力のない者たちでも安心して暮らせよう。
この世界はどうするのかって。好きにすればいい。私はどうでもいいから。
初めから駒としての存在価値しかない、放っておいてくれ。

●暗涙(あんるい)
ふうん、無表情で人を殺るわりには、か。ガキにしてはおかしいと思っていたがな。
そうやって感情を殺さなければ生きてこれなかったんだろう。仕方がないよな。
だが、お前の主は死んだ。これからはひとりの人間として、ちゃんと生きていけるんだ。
悲しいときは泣けばいい。血の涙じゃなくて、な。

 

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