Twitter小説 その171

●暗算(あんざん)
どうなってんのよ、あんたの頭って。褒めてんのよ。口が悪いのは昔から。
よくもこんなケタ数の数字を暗算できるわね。私は無理だわ、即スマホだすもん。
ま、ここはスマホが使えないから助かったわ。早く抜け出さないとね。
私たちなら大丈夫でしょ、他の奴ならまずかったけどね。出口探すわよ。

●安山岩(あんざんがん)
この岩は。どうしてこんなところにこの岩があるんだ。ああ、すまない。
これはこの地方では取れない火山岩なんだ。海を越えたはるか先にあるんだよ。
おかしいだろう。しかもオレの手と同じぐらいの大きさだ。いったいどこから。
しっ、静かに。オレたち以外に誰かいるようだ。隠れて様子を見よう。

●暗示
よし、これでいい。これでこの少女は思いのままに操れるぞ。ふふふ。
見目もいいから、貴族の服を着させて潜入させるんだ。情報も集められるぞ。
いいか、この人物だ。この人物を見つけて人目のないところに誘い出せ。
そして殺せ。始末したら、そいつの持っているこの宝石をもってこい。いいな。

●晏如(あんじょ)
不思議なものね。選ばれたときは本当にイヤだったのに、心が落ち着いてる。
だって私がここで生贄になれば、あの人が助かるんだもの。だからね、きっと。
ああ、迎えがきたわ。私は死ぬのね。でも、あの村に私の居場所はないから。
「逝く必要はない。俺と一緒にあの村から逃げよう。絶対守るから」

●暗唱(あんしょう)
魔道士たるもの、呪文を覚えて声にしなきゃいけないんだけどね。いや~。
どうも頭に入らなくってさあ。面倒なんだよね、唱えるのが。別にいいじゃん。
ってなワケで、オレ創っちゃったわけよ。暗唱なしでも魔法を唱えられるように。
ま、その代わり精神力使うけどね。あ、言わんこっちゃないし。

 

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