Twitter小説 その168

●諳記(あんき)
つーかさ、こんなの覚えても生きるのに困んなくない。
何で覚えなきゃなんないんだろ。先生が言ってるからっておかしいでしょ。
こんな考えかたで生きてきたせいか、周りの言ってることがわからない。
なぜ疑問に思いつつも、それを続けているのか。本当に無意味だと思う。
生きるって何なのかな。

●行脚(あんぎゃ)
へえ、女だてらに旅歩きかい。珍しいねえ。ひとりなのかい。
気をつけなよ、この辺りはあの悪名高い連中がウロウロしてるからね。
あんたみたいにかわいい子は、すぐに目をつけられちまうよ。ほら。
え、オトリだって。何だい、そう言ってくれりゃよかったのに。協力するよ。
全く、警戒心のない。

●アングロサクソン
昔、この地方で使われてた言葉だな。今はこの言語が使われてるけど。
確か、ほとんど変わらなかったと思う。若干、文法が違うけど、カバーできる範囲だ。
さあ、これを解いて早く村に帰ろう。そうしたほうが発展の役に立つ。
できることは、この辺りから調べることだ。後は彼らに任せておこう。

●アングロ・ノルマン語
今から約千年前。滅びの言語として恐れられた言葉があった。実際は違うが。
時の皇帝が土地欲しさにデマを流して、先住民を全滅させようとしたらしい。
だが、当時の部族長は風からこの事を聞き、逆に相手の首を上げたという。
嘘から出たまこととなり、彼らの言葉は戦場を走り、敵をほふったのだ。

●暗君(あんくん)
そうか。陛下はそのようなことをおっしゃっていたか。もはやこれまでだな。
この国に明るい未来はない。貴殿はどうされる。そうか。
私はどんな汚名を着ようが構わない。この国の未来のためならばそうしよう。
私には息子がいる。家督はあの子に継がせ、私はこの命を使いあの家との架け橋となろう。

 

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