Twitter小説 その147

●菖蒲華(あやめはなさく)
ああ、昔よく使われてた季語のひとつだよ。六月下旬頃のことだけど~。
今は季節がずれこんでるから、役に立たないかもね~。時期がずれることもあるし~。
ふうん、テストででるんだ。面倒だね~。え、おれは勉強しないよ。
人間界の試験なんか、おれには無意味だからね~。適当に答えとく~。

●あやめゆかた(菖蒲浴衣)
ほぉ~っ、まだそんな風習が残ってたのか。こりゃオドロキだぜ、ホント。
数百年前ぐらいだったっけか、小さいガキンチョがよく端午の節句で着せられてたな。
昔は男子の出世や成長を願ってやってた祭りみたいなモンさ。
時代は変わって、意味合いも変わったがよ。厄払いは残ってるようだな。

●あゆ(東風、藍、肖ゆ)
東から突き抜けるような風が吹いているな。もうそんな季節か。
ちょうど良い、この先にはある集落があるのを知ってるだろう。そうだ。
あの集落こそ、王が此度の戦争の元凶だと言われている部族が住むところだ。
というのは建前だが。本当のところはお前も知ってのとおり。さて、コレをどうするか。

●アユ
鮎って何で占うって文字が使われてんのかな。サカナ占いでも流行ってたわけ。
え、この文字って動かないって意味なんだ。ふ~ん、何でなんだろーね。
誰が正反対だってっ。失敬な、まるであたしが暴れん坊みたいじゃんかよ。
別にいいけどさ。見てろ~、イイ男見つけてギャフンといわせちゃるっ。

●鮎
う~ん、やっぱり釣りたての焼き魚はうまいよな。季節限定だし。
ありゃ、あのお墓はなんだろう。へええ、鮎の供養場所、か。そうだね。
オレたちは命を食って生きてる。今の鮎も、肉も野菜も、全部そうだからな。
そのうちオレらも何かに食われるんだかね。ま、最後は土に食われるんだけど。

 

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