Twitter小説 その137

●尼
この寺に大層美しい尼僧が住んでいたそうな。男衆に噂になっていてね。
でもある日をさかいに姿を消したそうだ。鬼に食われたとも言われたよ。
実際は違うのさ。自らが化物だったんだ。近づいてきた男を食ってたらしい。
ある陰陽師がいっていたよ。子供を抱えたまま息絶えた骨が床下にあったとね。

●海士
ああ、素潜り漁をする人のことさ。女性だと海の後ろが女の文字になるだろ。
男をさす場合と区別しないときに使うんだと。音だとわかりづらいよな。
まあ漢字の試験で気をつければいいだけだから、別にいいんじゃないの。
要は書くときに気をつければいいんだろ。伝われば大丈夫さ、気にしなくても。

●海女
伝説の海女さんを知ってるかい。
ひとりの旅人がやってきて綺麗な海女さんに恋をしたんだってさ。ところがだ。
その人は敵国から逃げてきたお姫様だったんだと。生きるためにこっちにきてね。
しかも旅人はその国の王子だから、もちろん結ばれなかった。
だから海底に二人だけの国を作ったんだよ。

●あま
音声は面倒だな。文字でおこしてくれればいいのに。LINEがあるだろ。
すぐに消せばいいんだからさ、送ってくれてもいいのに。失格なのはわかるけど。
っとにもう。確かにここから先はスマホも使えないけど。あーもう。
わかりました、わかりましたよ。すみませんね。とっとと調べてきますって。

●アマ
隠れミノにはちょうどいい、とでも思ったのかよ。まるでガキの考えだな。
これだからイイトコのお坊ちゃんはイヤなんだよな。世間を知らねぇっていうか。
まあいいさ、オレら情報のプロからしたらちょろいもんだし。ほらよ。
あの嬢ちゃんにも伝えてやんな。せがれのところにいるはずだからな。

 

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