Twitter小説 その127

●あに
兄っていっても五十年ぐらいしか離れてねぇから、同い年かもな。
オレたちじゃ大した時間じゃねぇよ。人間だったら二代にわたるだろうが。
一番下のはさすがに離れてるから弟だけど。妹も上と同じぐらいしか離れてねぇぜ。
だから三つ子みたいなもんさ。百年なんてあっという間だからな。

●兄
僕には双子の兄がいるんだけど、会ったことはないんだ。鏡越しぐらいかな。
見分けはつくと思う、僕は母上似のウェーブがかかってるけど、違うらしいし。
性格は、どうなんだろう。あの方からはしっかりしている、と伺ってるけど。
早く会いたいな。そのときのことを考えるとちょっと怖いけどね。

●兄貴
そういうなって、兄貴はお前のことを心配してるんだよ。度がすぎるけどな。
じゃなかったら俺が来るわけないだろ、金銭も心配しなくていいしさ。
まあ事情はわかったから早く片付けてこい。家事は引き受けるから。
バイトもしなくていいだろ、そんな時間あるなら問題ごとを始末しろって。

●アニバーサリー
暗い顔をしてどうしたんだい。ほら、きれいな花束だろう。持っていきな。
今日は王様の生誕祭だ、大いに歌って楽しまなきゃ損だよっ。ほらほら。
しかしあの子、どこかで見たことあるんだけど。ボケちまったかね。まさか。
そんなはずはない。この目で見たんだ、重鎮たちが世から存在を消す現場を。

●アニメーション
見るのはあっという間だけど、作成者側はてんてこ舞いさ。努力してんだぞ。
色々な人間が関わってるから、計画通りに行かないこともあるし。でもさ。
出来上がったときの感動はもう快感だよ。見てくれる人の反応が楽しみでさ。
だからやめられない。非現実世界に逃げ込めるって意味じゃなくってさ。

 

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