Twitter小説 その124

●アドレス
えーっと、住所を入力してっと。これで注文完了、便利になったわね。
ネットって本当便利よね。あたしたちが使ってる術と似たようなことができるし。
本質は全然違うけどね。人間界なら十分じゃないかしら。こっちじゃ不便だけど。
この世界は完全に弱肉強食。命がけで生活してるようなものだし。

●あな
ずいぶん穴ぼこだらけね。どういう場所なの、やっぱり墓地かな。
うわ~、暗いところは苦手だなあ。早く通り抜けちゃおうよって、いったっ。
誰、こんなところに穴掘ったのは。待って、足が抜けなんだけど、手伝って。
きゃーっ、骨が私の足つかんでる。気持ち悪い、早く何とかしてっ。

●坎(あな)
あのタヌキ大臣め、はなっからこういうことだったわけか。彼らしい。
見抜けなかった私も人のこといえないか。多くの犠牲を出してしまった。
重臣が抜けた以上、どのように埋め合わせをするか。彼等一派は処断したし。
そうだな、あの方にご尽力願おう。せめて知恵だけでもお貸しいただければ。

●孔(あな)
まあ、これはある階級だけに与えられる場所だからな。一般人は知らんよ。
常識など国と地域と、もうひとつの要因で決まるとわしは思っておる。
年収じゃよ。全体の合計資産のパーセンテージを知っとるかの。よしよし。
お金がすべてなわけじゃない。だが、やれることは増える。どうとるかな。

●穴
よう、秘密のアジトへようこそ。こういう場所は世界中にあるぜ。
別に小屋ってこともねえよ。洞窟だったり町の中だったり。これ以上は言えねぇ。
ゆっくりしてけよ、お前は恩人だし。全員で歓迎する。何かほしいもんあるか。
すぐに舎弟たちが探してくるって。今は身を隠しとけ、大人しくしてろよ。

 

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