Twitter小説 その102

●あじ
濃いなぁ、もうちょっと薄味のほうがいいと思うぜ。野菜突っこめば。
んま、水がでやすいのを使うなら問題ないと思うけどよ。材料がないからな。
悪かったって、だからちゃんと手伝ってんじゃねぇか。なるべく準備してさ。
おっと、さすがに蝶はないな。蛇を煮たのなかったっけ。それにしようぜ。

●味
縁の下の力持ち、とでもいおうか。地味だが欠かせない存在でもあるからな。
褒めてるんだぞ。そんなふてくされなくてもいいじゃないか。ふふふ。
半分はからかって、いや何でもない。気にするな、ただの独り言だから。
しかし、月日が経つのも早いものだ。若くとも苦労すればああなるのだろう。

●あしあと
おそらくこれだ。いのししと小さな足跡があるから、この辺りにいるだろう。
子供といえど狩りができるほどだ。襲われないように気をつけろよ。
この森を抜けるにはどうしてもその子の力が必要だからな。
そのまま我々に協力してもらえるならありがたいが。無理だろうな、侵入者だし。

●足跡
いかに過去が優れていようと、今とは関係ない。結果を出すか出さないかだ。
戦場では歴戦の猛者が必要だった。これからは平和な時代を築く力がいる。
あなた方の手腕を見せていただきたい。今まで力を尽くしてくれた礼だよ。
私とて悪魔じゃない。期待しているよ、一緒に私の理想をかなえてくれ。

●あしうら
いったいどうなってるんだ、奴の足にはヒレでもついてるのか。
水の上を歩いて逃走したなど報告できんぞ。ええい、鎧を脱いで追いかけよ。
何だ、側面から弓矢だと。くそ、撤退せよ。このままでは全滅するっ。
「あの慌てよう、面白いねぇ。歩くわけないじゃん、人間じゃないんだから」

 

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